予約購入していたクエンティン・タランティーノ監督作品『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のBlu-rayを先日視聴しました。(DVDセットです)
今回も見事なまでのタランティーノ節炸裂です。苦笑
タランティーノは、10作品で監督業が辞めると公言していますが、本作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は9作目の監督作品。
なので、次回メガホンをとる作品がラスト監督作品となります。
一体どんな作品が待っているか気になるところですが、ひとまず『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブルーレイ&DVDセット(初回生産限定版)を簡単にご紹介します。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定)
初回生産限定のブルーレイ&DVDセットですが、以下のような商品構成となっています。
■本編(ブルーレイ&DVD)
■映像特典(ブルーレイ)
●未公開シーン、ハリウッドの再現などやく58分
■映像特典(DVD)
上記ブルーレイ特典の一部
■初回生産版のみの封入特典
●アートカード5種 リック・ダルトン仕事集
●特製ギャラリーブック (28P)
といった感じです。
毎回思いますが・・・・
ブルーレイ版だけでいいです。
DVD版とセットになる商法はもうやめてもらいたい。
メーカーの都合を押し付けられている感がすごいです。苦笑
それはさておき、ジャケ写も作品の舞台設定である1969年風で好きです。
ディスクもフィルムをモチーフとしたデザイン。
封入特典の「特製ギャラリーブック」もなんだかオシャレで流し見しているだけでも楽しい。
ディカプリオ演じる主人公、リック・ダルトンの役者としての仕事をベースとしたアートカードからも、1969年という古き良きハリウッドを愛するタランティーノの思いが込められてるような気がします。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の感想
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演を果たしたことでも話題となった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。
タランティーノの選曲センスは今回もお見事。笑
オープニングからまるでオシャレなMVでも見ているかのような感じです。
しかしタランティーノ作品の特徴として、人によって合う合わないがハッキリ出てしまいやすい傾向があります。汗
個人的にはタランティーノワールドは好きですが、本作もまさにそれ。
ちょっと気だるい感じというか、人によっては睡魔が襲ってくる展開も多々あったりします。笑
まあ、それも含めてタランティーノの世界。
ただ本作の舞台は1969年であり、それを街並みから何から見事に作り込んでいるので、その舞台を見て当時のBGMを聞いているだけでもそれなりに楽しいと、言い換えることができるかもしれません。
シャロン・テートを演じるマーゴット・ロビーの美しさ、ファッションも見所の一つでしょう。
こうして1969年という時代を見事に再現し、物語が展開していきますが、パッケージの裏面に
「1969年8月9日、事件は起こった—。」
とあるように、当時世界を震撼させたハリウッド女優シャロン・テート殺害事件がこの映画の背景にあります。
ただ、同じく裏面に、
「ラスト13分。タランティーノがハリウッドの闇に奇跡を起こす。」
このようにも記載されています。
ちょっとネタバレになってしまいますが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、「シャロン・テート殺害事件」がモチーフとなっていますが、あくまで、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)とクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の物語です。
俳優とそのスタントマン、そしてシャロン・テートが同じ町で同じ時を過ごしているという設定。
ラスト13分とは、カルト集団によってシャロン・テートが殺害された1969年8月9日という日付になっており、そこでタランティーノならではの結末がまっています。
本当、ラストはびっくりです。苦笑
こればかりは実際にご確認ください。
タランティーノワールドが凝縮された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。
私はとても大好きです。
やっぱり映画っていいですね。
以上、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のお話でした!