テレビ局の闇が改めて鮮明になった『GQ MEN OF THE YEAR 2017』授賞式報道での元SMAPの扱い

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2017年11月22日に『GQ MEN OF THE YEAR 2017』が開催されましたが、この受賞者の報道を巡ってテレビ局、そして芸能界の闇を改めてしることとなりました。

『GQ MEN OF THE YEAR』は、雑誌「GQ JAPAN」が主催し、仕事や生き方など読者に刺激を与えたその年の男性著名人を表彰するイベントです。

2017年度の受賞者には、ジャニーズ事務所を退所した元SMAPメンバーの3名、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんが含まれています。

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(引用元:https://gqjapan.jp/culture/celebrity/20171122/gq-men-of-the-year-2017)

ジャニーズ事務所を辞め、「新しい地図」というなんとも意味深なファンサイトを立ち上げ、ジャニーズではご法度とされるネットを大々的に活用する戦略を打ち出しました。

記憶に新しい『AbemaTV』での「72時間ホンネテレビ」は、多くな反響を呼び、今後の活動への注目がさらに高まったと言えます。

このようなインパクトを残したことが、今回の『GQ MEN OF THE YEAR 2017』での受賞につながった思われます。

しかし、このことがテレビ業界で大きな影響力をもつジャニーズ事務所への忖度をテレビ局が行うという大問題が発生してしまうことになりました。

テレビ朝日以外は元SMAP3名の受賞をなかったことに

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今回、『GQ MEN OF THE YEAR 2017』の受賞者は9名でした。

元SMAPメンバー3名以外に、下記の6名の男性著名人が受賞しています。

佐藤琢磨(レーシングドライバー)
長谷川博己(俳優)
斉藤工(俳優)
野田洋次郎(ミュージシャン)
佐藤天彦(将棋)
ロバート秋山竜次(芸人)

以上の9名の方がめでたく受賞となったのでが、このイベントを報じたテレビ局の報道姿勢があまりにも醜いものでした。

実際の授賞式では、中央に立ったのが実は元SMAPの3名でした。

この授賞式を封じる「GQ JAPAN」の最新号でも彼らは表紙を飾っています。

にもかかわらず、日本テレビとフジテレビの報道番組上では、元SMAPの3人はまるで受賞していないかのように放送。

両テレビ局とも、一瞬だけかなり引きの絵で受賞者全員が映ることはあったものの、それ以降は元SMAPメンバー以外の受賞者を紹介。

日本テレビの「スッキリ」に至っては、中央の元SMAPメンバーを避けるように、両側の受賞者のみを映すように編集しています。

そんな中、『AbemaTV』に出資している「テレビ朝日」のみが元SMAPメンバー3名の姿を普通に放送したそうです。

ちなみに、 TBSの「ビビット」は、番組のMCが国分太一さんということもあり、『GQ MEN OF THE YEAR 2017』そのものをスルーしていたようです・・・。

報道番組なのに、この違和感はなんなんでしょうね。苦笑

ジャニーズに牛耳られるテレビ局の現実が改めて鮮明に

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今やどのチャンネルに切り替えてもジャニーズタレントを見かけない日はありません。

先日発表されたNHKの「紅白歌合戦」の出場者や司会についても、昨年までと同様にジャニーズへの忖度が大きな注目を集めました。

それだけ、各テレビ局がジャニーズ事務所へ依存しており、ここのタレントなしでは番組が成立しないと考えていることが改めてよくわかります。

このことから、あれだけ話題となっているにもかかわらず、ほとんどのテレビ局が「「72時間ホンネテレビ」について報じることはありませんでした。

今回の『GQ MEN OF THE YEAR 2017』では、さらにその忖度が明確になってしまったわけですが、案の定ネットでは…..

「ジャニーズの圧力?」

「ニュースを伝える番組として恥ずかしくないのか?」

といった声多数聞かれます。

昔から芸能界とはそういうものだとは誰もが知るところですが、こうやって「報道」という冠がついた番組でもあからさまに特定のタレントを干すという行為を行うとは恐ろしい話です。

テレビの報道番組は時として胡散臭いニュースを流しますが、このような闇はいつになったらクリーンとなるのでしょうね・・・。

テレビ離れが進む中、自らその首を絞め続けるテレビ局の負の連鎖はいつの日か止まるのか?

勇気をもって真摯に番組作りを行なってほしいものです。

時代錯誤なこういう違和感は本当に残念でなりませんので。

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