爆発的な盛り上がりを見せている映画『ボヘミアンラプソディ』。
クイーンのフレディ・マーキュリーの半生を描いた作品ですが、フレディはもちろん、あらためてクイーンというバンドの楽曲やパフォーマンスの素晴らしさに注目が集まっています。
映画『ボヘミアンラプソディ』は、特別クイーンファンでなくとも、むしろクイーンを知らない人でも楽しめるのは確かで、この作品によってクイーンに興味を持たれた方も多いかと。
映画のサントラはもちろん、映画をきっかけにアルバムやライブ映像を購入されるケースも。
テレビなどのメディアでもクイーン特集が度々組まれるなど本当に盛り上がりを見せています。
そこで今回は、映画を観てもっとクイーンを知りたいという方にとくにオススメの映像作品をピックアップしてみました。
ある意味ベタな選出ではありますが、映画『ボヘミアンラプソディ』の流れからという点では、ここは押さえておきたいところだと、特別なクイーンファンというわけではない私も手にしている作品です。苦笑
クイーン|伝説の証 ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985
まず最初は2016年に発売されたライヴ作品です。
『クイーン|伝説の証』は、サブタイトルでもある、1981年のモントリオールでのライヴと、1985年に開催された「ライヴ・エイド」からクイーンの出演シーンを収録した作品になります。
注目は何と言っても、映画『ボヘミアンラプソディ』のクライマックスで再現された「ライヴ・エイド」です。
この作品を観ることで、当時実際に行われたライヴと映画の再現度を比べることができるのがポイント!
20世紀最大のチャリティーコンサートとして知られる「ライヴ・エイド」ですが、会場の一つである「ウェンブリー・スタジアム」の雰囲気を『クイーン|伝説の証』では確認できます。
『ボヘミアンラプソディ』が、映画ならではのハイクオリティな映像で、さらにダイナミックに当時の様子を再現していることもわかります。
そして本作のメインである、1981年のモントリオールでのライブは、まさにバンドとして仕上がっている勢いのあるときなのがわかる<圧巻のパフォーマンス>と呼ぶにふさわしいライヴ。
何と言っても、2016年のBlu-ray化によって35年前の映像であるにも関わらず、かなりキレイにリマスターされている点が素晴らしいです。
映画『ボヘミアンラプソディ』の流れで真っ先に手にとってほしい作品と言えます。
クイーン 輝ける日々(ジャパン・スペシャル・エディション)
そして『クイーン 輝ける日々』ですが、こちらは2011年に発売されたクイーンのドキュメンタリー作品です。
その年に、イギリスBBCにて2回に渡りこ放送されたドキュメンタリーをDVD化したもので、テレビ放送時には使用されなかった映像も収録。
クイーンの歴史はもちろん、ツアー秘話やフレディの衣装についての話やMVなども収録されています。
映画を観たあとだと、クイーンとその関係者に実際に起きたこと、いわゆる実話と作品上のアレンジの違いを知ることもできます。
「映画では◯◯だったのに実際は◯◯なんだ!」
って感じになります。
さらに本作『クイーン 輝ける日々(ジャパン・スペシャル・エディション)』においては、クイーンが日本に初めて来日した時の様子などを記録した約45分の映像特典他も収録したDVD2枚組となっています。(かなり貴重な映像です)
ただ惜しい点としては、日本盤はDVDのみ発売であること。(2018年12月時点)
ヨーロッパでは、Blu-rayもあるようなので、<ジャパン・スペシャル・エディション>のBlu-ray化を期待したいところです。
ちなみに初来日時の映像は含まれませんが、ヨーロッパ盤と同内容のBlu-rayは「Amazon」でも購入可能です。
リージョンフリーなので、日本のBlu-rayレコーダーなどで再生できますが、日本語字幕はありません・・・。
ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム
そして最後は『クイーン 輝ける日々』と同じく2011年に発売された、クイーンオリジナルメンバーによるラストツアー(1986年)のクライマックスである「ウェンブリー・スタジアム」で行われた2日間のライヴを全曲収録したDVD『ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム<25周年記念スタンダード・エディション>』。
メインは以前にも映像作品化されていた追加公演となる7月12日のライヴですが、本作では前日の7月11日のライブも完全収録!
カメラアングルがそれそれ違うのは嬉しいポイントです。
残念ながらこちらも2018年12月時点でBlu-ray化はされていないため、DVD2枚組という仕様になっています。
それが理由ではないと思いますが、本作の映像はワイド画面ではなく4:3のままなのがちょっと残念ではあります。
しかしライヴそのものが素晴らしいのはいうまでもありません。
このツアー終了後からフレディのエイズの症状が悪化していったとされており、まさに命がけのライヴだったと言ってよいかもしれません。
その気迫と他のメンバーの想いが最高のステージにつながったのだと思います。
映像特典として、リハーサルの映像も収録されており、さらにメンバーのブライアンとロジャーがツアーの舞台裏を語ったインタビューも。
『ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム<25周年記念スタンダード・エディション>』は、クイーンのパフォーマンスの素晴らしさを体感できる一作と断言できます。
といった感じで、3つのクイーン映像作品を取り上げました。
映画『ボヘミアンラプソディ』を楽しめて、クイーンに興味津々な方ならばきっと楽しめる作品ばかりだと思います。
CDも含めもちろん他にもよい作品がありますが、映画からの流れで外せないと思ったのはこれら映像作品でした。
クイーンの凄さを間違いなく体感できるので、興味をもたれた方はぜひご覧になってください。
以上、映画『ボヘミアンラプソディ』を観た人にオススメのクイーン映像作品3点のお話でした!