2020年5月25日、政府の緊急事態宣言が全国で解除されました。
都道府県により状況は違いますが、可能な限りの日常に戻る第一歩がスタートを切りました。
緊急事態宣言発令中は、公私ともに不安やストレスが増大した日々でしたが、そんな中でも自分なりに工夫してステイホームしていました。
運動不足対策もやってました。
そんな中、個人的には昭和ドラマを楽しむことも一つの気分転換でした。（古き良き時代というやつです）
近隣のTSUTAYAでは取り扱いのなかった、「Gメン’75」や「毎度おさわがせします」など、TSUTAYAディスカス（宅配レンタル）の方で、堪能しました。
ただ、どうしても観たかったドラマがあったのですが、その作品はどこにもレンタル作品としてなかったのです。
それが『陽あたり良好! 』。
1982年（昭和57年）3月から9月に放送された青春ドラマです。
「タッチ」や「みゆき」といった作品でお馴染みの、あだち充さんの作品。
上記作品と比べると、そこまで一般的な知名度は高くないのかもしれませんが、自分はハマりました。苦笑
なんだか無性に懐かしさがこみ上げてきてしまい、どうしても観たかったのでセル版を衝動買いしました。
2006年2月22日に『陽あたり良好! DVD-BOX』としてソフト化されているのですが、幸いにも現在でも一部ネットショップでは購入可能でした。
自分はAmazonギフト券がそれなりの額ちょうど届いたタイミングだったので、Amazonで購入です。
ということで、あまり需要のない話になるかもしれませんが、備忘録的な意味も込めて『陽あたり良好! DVD-BOX』について、今回は取り上げることにしました。
※なんと！「日テレプラス」で、2020年6月19日（金）から『陽あたり良好! 』が放送されるようです。
放送予告ページ→https://www.nitteleplus.com/program/hiatari/
昭和の青春ドラマ『陽あたり良好! 』とは？
ドラマ『陽あたり良好! 』は、先ほどもご紹介したように、あだち充さん原作の漫画です。
一言で言えば、進学に伴い、下宿屋「ひだまり荘」で出会った高校生の友情や愛情の物語となります。
年上の彼氏と遠距離恋愛中の主人公、岸本かすみ（伊藤さやか）と、一生懸命であれば泥棒でも応援したくなる、応援団の高杉勇作（竹本孝之）が互いに惹かれあっていく様子が軸になります。
実写版は、日本テレビ系列で日曜の夜8時から放送されていました。
しかも昭和の時代では珍しくない、2クールで全19話という長丁場。
この時代は、テレビが娯楽の王道的存在だったので、ドラマも2クールやそれ以上って結構当たり前という印象がありますが、原作がコミック数で5巻であったことを思えば、中々の力の入れようですね。
今は「世界の果てまでイッテQ！」が放送されている時間ですが、調べてみたらこの『陽あたり良好! 』は、日テレの日曜夜8時のドラマ枠のラストを飾った作品。
『陽あたり良好!』の数年後には、昭和の無茶振りの代名詞のようなあの伝説のバラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』が放送されるなど、日テレの日曜よる8時は今やすっかりバラエティ番組の枠になっています。
ドラマが今のデフォルトである1クールになったのも、この時代が分岐的だったとされていますので、色々な意味で感慨深いものがあります。
『陽あたり良好! DVD-BOX』の詳細
14年以上前に唯一のソフト化である『陽あたり良好! DVD-BOX』。
こちらの内容についてご紹介します。
『陽あたり良好! DVD-BOX』は5枚組です。
全19話を、ディスク1〜4までに4話ずつ、ディスク5に3話収録されています。
残念ながら特典ディスクはついていません。
特典ディスクはついていませんが、映像特典は本編ディスクに収録されています。
「勇作・かすみ ふたりだけの同窓会」というもので、主演の竹本孝之さん、伊藤さやかさんが当時のロケ地を巡る映像です。（他、対談インタビュー映像あり）
欲を言えば、それなりに値のはるボックスなので、ガイドブックくらいはついててほしかった・・・。
各ディスクのパッケージ内側には、各回のあらすじがありますが、ちょっと読みづらい。苦笑
何もないよりはいいのですが。
いずれにしても、ドラマ『陽あたり良好! 』を観ることができるのは、現状このDVD-BOXだけだと思いますので、廃盤とかなる前に手にできて良かったです。
昭和の青春ドラマらしさ満載な名作（個人の感想です）
ところどころ記憶は曖昧ですが、『陽あたり良好! 』は昭和の青春ドラマらしさがしっかり堪能できます。
ファッションはもちろん、セリフの言い回しや盛り込まれたギャグ、そして現代では放送困難なお色気シーンなど、ゴールデンタイム以外でもNGかなって思う内容もあります。
昭和の東京の街並みもノスタルジックでいいです。
原作とは色々と違うアレンジが加えられていますが、それを受け入れてしまう青春がそこにあります。笑
あと、昭和ならではともいえますが、設定上は下宿人は高校1年生という設定なのですが、誰一人高一感がありません。苦笑
それはさておき、何気に嬉しかったのが、物語の最後に次回予告がきちんと入ってる点です。
予告編が収録されていないドラマも結構あったりしますので、ホッとしました。
今回、思い切って買ってよかったと実感できた『陽あたり良好! DVD-BOX』です。
でも、コロナウイルによる自粛がなかったら購入してなかったかもしれません。
と思うと若干複雑な気持ちもありますが、緊急事態宣言が解除され、以前のような日常に完全には戻れないまでも、対策をしっかり行いながら、そこに近づける日が1日も早く訪れることを願っています。
以上、昭和の青春ドラマ『陽あたり良好! DVD-BOX』のお話でした！
