ファミコンのカルト的というか理不尽なクソゲーの代表格として、もはや伝説のソフトと言ってもいいすぎではないのが『たけしの挑戦状』です。(個人の感想レベルではなく)
そんな『たけしの挑戦状』をファミコン版で手がけた「タイトー」が、お盆(8月15日)にスマホアプリとして復活させました。苦笑
タイトーによると、ファミコン版の移植ということで、再現度は自信ありとのこと。
実際、アプリの紹介では「今までのゲームと同じレベルでこの作品を考えないようにして欲しい」と・・・。
うーん。
クソゲー度の再現に嫌でも期待してしまいます。
そして、いざApp Storeへ。
さすがに無料でないとは思っていましたが、『たけしの挑戦状』の価格は・・・840円
有料アプリでも中々の高額設定です。
それも、クソゲーって分かっているのにもかかわらず840円・・・。
でも、昭和のファミコンブームの中、自分も含め、世の子供達に絶望を味あわせてくれた伝説のクソゲーに840円投資するのもまた狂気。苦笑
ということで、ほぼ衝動買いで『たけしの挑戦状』を購入してしまいました。
スマホで蘇った『たけしの挑戦状』の内容は?
今回、ファミコンでプレイしていたときの記憶も曖昧となる中で、31年の時を超えて蘇ってきた『たけしの挑戦状』ですが、当時のものを再現するだけでなく、新たな要素も追加されていました。
追加ステージとして「あめりかステージ」が用意され、ゲーム内に登場する「ひんたぼ島」の住民のオリジナル言語である「ひんたぼ語」の検定コーナーが遊べるようになっています。
「ひんたぼ語検定」が面白くなさそうな予感はしましたが、本編をプレイする前に一応チェック。
案の定、なんだかよくわかりませんが、「ひんたぼ語検定」5級合格です。笑
ちなみに、タイトーによると、今回は限りなく忠実な移植を目指したそうで、ゲーム中のバグなどもほとんどそのまま再現しているとのこと。
あくまでも「理不尽なクソゲー」にこだわったそうです。
「スマホ版『たけしの挑戦状』iPhoneでプレイ!
ということで、今回のスマホ版『たけしの挑戦状』ですが、iPhoneにて早速プレイを開始してみました。
当時の記憶が曖昧なこともあり、メニュー画面からゲームを開始する際に、「START」の文字を何度もタップしてしまいまいた。
このゲームでは、操作するキャラクター(サラリーマン)を「START」の方へと歩かせることでゲームが始まることをすっかり忘れていたのです。
このあたりは、スマホ馴れの弊害かもしれません。
ゲームが始まり、まず何と言っても気になったのはBGM。
自分の潜在意識の中に残っていたであろうチープな機械音があの頃を感じさせてくれて、なんだかノスタルジックに・・・。
そういえば、先ほどの追加要素繋がりで言うと、今回の『たけしの挑戦状』は、時代に合わせたワイド画面も採用されています。(建物内に入ると当時の画面サイズになる感じです)
ひとまず、ゲームを進めてみましたが、最初の勤め先「極東興業」から街に出たものの、戸惑いまくり。
やたらと湧き出て理不尽に殴りかかってくる任侠ヤクザ風な敵キャラの面倒臭い感じも辛い。
そうこうしているうちに、街の移動に悩みつつ、いつのまにか自宅に到着。
一休みしたのちに、家族に滅多打ちにあい、なぜか自宅で死亡する展開・・・汗
あっという間にゲームオーバーとなりました。
さらに言うと、スマホ画面上の十字キーが実に操作しづらくて、クソゲー度をさらにアップしています。
これはまさに『たけしの挑戦状』です。
ファミコンでプレイした当時、なんども呆気にとられてしまい、クリアなど程遠いままイラついて手放した記憶だけが蘇ります。
当時の攻略本もない今、ネットである程度情報収集ができるとしても、クリアしたいという願望が湧き出てきません。苦笑
まさに「投げ出したくなるクソゲー」です。
でもこれこそが『たけしの挑戦状』でした。
そう言う意味では、タイトーの信念は十分に伝わってきました。
ただ・・・・・
今後のプレイについては、相当気が向かないとないかもしれない。
この先、次々と理不尽なことが待っているのが明らかなのに、それに寛容に付き合える自信がないです。笑
そんな気分ではありますが、時折手にとってみたくなりそうなクソゲーなのは確かなので、『たけしの挑戦状』は私のiPhone上に当面忍ばせたままになりそうです。。。