iPhone7が発売される前に、次のiPhoneについて、AppleのCEOであるティムクック氏は、iPhoneファンが驚く様な発言を行い大きな注目をアメリカ国内外で集めました。
それがこちらの内容でした。
既存ユーザーが新しいiPhoneに買い換えたくなるであろう、素晴らしいイノベーションを準備中である。
あなたは今必要か分からないが、振り返った時に「私はこれなしでどう生きていたんだ?」と思うような機能を与えるでしょう」
あくまで、ティムクック氏の視点での発言と言ってしまえばそれまでですが、iPhone7発売前に、そのメーカーのトップが口にしただけに反響が大きくて当たり前かと。
では、実際のところ、iPhone7を使用する1ユーザーとして「これなしでどう生きていたんだ?」と思えるような機能が搭載されているのか、一応確認してみることにしました。
iPhone7なしで私は生きていられるのか?
ということで、iPhone7で新しくなった機能などについてざっくりと確認をしてみたいと思います。
イヤホンジャック廃止
確かにコードが邪魔に感じることはあります。
使ってるうちに中のハーネスが切れたりすれば使えなくなります。
ワイヤレスになれば、その患わしさは無くなりますが、Appleのワイヤレスイヤホンのデザインがイケテません・・・。
(Apple公式サイトより引用:http://www.apple.com/jp/iphone/)
これでは、深海の生物のようです。
これならコードあってもいいので、従来のイヤホン使います。
よって、なくても困りません。
スピーカーがステレオ仕様についても、なくても困らないと断言できるので割愛します。
耐水・防塵機能
iPhoneユーザーが熱望していたとされる防水対応。
iPhone7では「耐水機能」が搭載されました。これで雨の日でも故障など気にせず利用できます。
雨の中での撮影も可能なので、写真や動画の幅が広がりますね。
30分くらいであれば水の中につけても大丈夫とのことですが、あえてそのようシチュエーションで使わなくでもいいです。
濡れたら濡れたで、そのままでは気になるので拭くことになるでしょうし、そもそも落下防止のためケースをつけたので、ケースの内側とか濡れると面倒なので、多分雨の中とか水中では使いません。
そもそも、耐水とは言え、海水やプールの水はあまりよろしくないらしいし、仮にそういう場所でiPhoneで撮影とかしようものなら、この国では怪しまれるはず・・・。
よってこちらも無いよりはいいけど無くても困るという訳ではなかったりします。
※試しに水に浸けようと思いましたが、水気を拭き取ったとしても、結局はある程度乾燥させる時間を見なければなりませんので、充電の事なども考え止めときました・・・
カメラ機能
カメラ機能はモデルチェンジの度に向上しているiPhoneですが、iPhone7では、レンズのF値が1.8ととても明るくなりました。
これで暗い場所でも撮影しやすくなります。
インカメラの画素数も700万画素にアップし、1080P HDビデオ撮影も可能になりました。高画質自撮りが実現しました。
でも、シャッター音がOSのアップグレードに伴い、ありえないくらい大音量になりました。
場所によっては、恥ずかしくて使えません・・・。
シャッター音を消す裏技がありますが、今後対策もされるでしょうし、設定してまで使う気がしなかったりします。それなら、普段使っている一眼レフでOKです。
手軽に撮れるはずのスマホでの撮影が恥ずかしいとか困ります。
唯一の救いは、動画の場合は撮影中にまで音がする訳ではないという事でしょうか。
店内とかでどうしても撮りたい場合は、別途、静音カメラアプリで対応するしかないのでしょう。いずれにしても無くても生きていけます。
おサイフケータイ「FeliCa」
耐水同様、多くのユーザーが待ち望んでいたとされる、おサイフケータイ「FeliCa」がついに登場となりました。
これで、電子マネーが利用できますので、小銭とか持つの嫌いな方は重宝するでしょうし、駅の改札も抜けられるので、カードの携帯枚数が減らせます。
駅については、都会ではとても便利なのでしょうけど、田舎ではちょい微妙でしょうか・・・。
あまり詳しく無いのですが、コンビニとかで使用する場合は、TouchIDに指を乗せないといけないって耳にしましたが、そうなると使い勝手が今ひとつです。
いずれにしても、電車通勤と無縁の自分には、まだ判断が出来かねる感じです。結局、こちらも無くても困らないというのが正直なところです。
ホームボタン
従来の押し込むボタンから、押した気がするボタンに変りました。
こちらについては、指先の感覚としては現行モデルのMacBookなどのトラックパッド寄りになった感じでしょうか。
慣れれば操作的には特に問題ありませんが、従来の押し込み式より故障する可能性が低くなるのかどうかは気になりますね。
今後のモデルで押し込み式に戻ったとしても特に困りませんので、こちらも無くてはならないとは思えませんでした。
といった感じで、一先ずディスプレイやCPU、バッテーリーといった所については、割愛します。いずれも、そのスペックアップが無ければ生きていられない訳ではありませんので。
ティムクックの言う、『これなしでどう生きていたんだ?』と思うようなものは、iPhone7からは感じられませんでした。
想像がつかないような機能までは搭載されていなのも事実です。確かに、スマホとしてはとても素晴らしいものだとは思います。
個人的にもiPhone7に機種変更して良かったと思っています。
それでも、少なくとも現時点では、ティムクックの発言はリップサービスだったと言う事なのかなと思わざるえないというのが正直なところです。
それとも、今後のOSアップグレードなどで驚く様な展開がまっているのでしょうか?
iPhone7は、スマホとしてはホント良い商品なだけに、CEOのあの発言だけはモヤモヤが残ります。
あれが無かったらiPhone7の印象が若干違ったものになっていたような気がします。
いずれにしても、iPhone7sがあるかどうかは別として、「iPhone8」ではカメラレンズの出っ張りを解決してくれる事を期待したいと思います。
レンズが出っ張っていても生きてはいけますが、どうか背面がフラットな美しいフォルムに戻ることを願っています・・・。