現地時間で2017年6月5日から9日まで開催されるAppleがが主催する開発者会議「WWDC 17」
当然のことながら注目されるのは、Appleからの新製品などの発表です。
MacBookシリーズやiPad Proを始め、今回は「スマートスピーカー」にも注目が集まっていました。
ほぼノーマークだったといってよさそうな、「iMac」のアップデートも発表されるなど、良くも悪くも盛りだくさんな発表になったと言えるのではないかと思います。
目次
MacBook Proラインアップ一新で2016年モデル購入者は悲鳴?
何と言っても、個人的に驚いたのは「MacBook Pro」のラインナップが一新されたことです。
昨年2016年11月に登場した「Touch Bar搭載モデル」は賛否を巻き起こしましたが、それでも多くの方が新機能にワクワクして Touch Bar搭載のMacBook Proを購入しています。
しかし、今回の「WWDC」でのアップルの発表は、その購入者を奈落の底に落とすくらいのレベルにあたるような気がしました・・・。
まだ登場から半年ちょっとですから、切なすぎるにもほどがありますね。
今年に入り、りんごマークが光るモデルを選択した自分はある意味正解だったのでしょうか?
ちなみに、Appleのオンラインストアでは、15インチモデルに限り、りんごマークが光るモデルも今のところ購入可能となっています。
※MacBookもアップデートされましたが、こちらは割愛します。苦笑
iMac Pro登場!従来のiMacシリーズも何気にアップデート
ノートPCのMacBook Proに続いて驚いたのはデスクトップシリーズの「iMac」です。
モンスターマシン「iMac Pro」の登場はひとまず置いといて、今回の「WWDC 17」ではほぼノーマークと言っても差し支えないiMacの21.5インチと27インチモデルも生まれ変わりました。
ディスプレイはより明るく、プロセッサはIntelの第7世代Coreプロセッサの「Kaby Lake」に。
ディスプレイといえば、21.5インチモデルが「Retina 4K」27インチは「Retina 5K」です。
VRコンテンツ制作にも対応とのこと。
21.5インチモデルの方には、なぜか今回もRetinaではないモデルが1つ残されています。
しかも、CPUも他のモデルがクアッドコアなのに対し、これだけでデュアルコアです。
ストレージも「Fusion Drive」が選択できるとはいえ、完全に価格対応だけを意識して残したと思える感じがしますね。
ということで、革新的ようなアップデートというところまではいってない感じでしょうか。
そしてある意味注目なのは、「iMac Pro」です。
こちらの仕様はまさにモンスター級と言えるものです。
Appleのデスクトップマシンにおいて史上最強レベルのスペックになっています。
自分が手にすることはこれから先もまずないと思える超Proモデル。。。
プロセッサも、Xeonの8、10、18コアから選べます。
18コアなんてなんのことやら想像すらできません。
最大で4.5GHzのTurbo Boostって。
メモリも標準で32GB、64GB、128GBも選べます。
ストレージだって、最大で4TBのSSDも選択可能で、どこまでもサクサク動くデスクトップということなのでしょう。
その分、カスタマイズで欲を出せば50万超えすることになるようです・・・。
「iMac Pro」の発売は2017年12月とのことですが、自分の運気が変わって大金でも入るようなことがあれば検討してみたいものです。笑
名称にびっくり?macOS High Sierraで「Safari」が驚きの快速表示を実現へ
MacOSの方では、まさかの展開です。
現時点で最新の「OS Sierra」から「High Sierra」へ・・・。
まさかの同名OSということになりました。
ネーミングはともかく、色々とこちらも盛り込まれているようですが、なんと言っても気になるのは、ブラウザの「Safari」です。
新OS 「High Sierra」では、GoogleのChromeよりも80%早い世界最速とのこと。
8%ではなく80%です。
これが事実であればとんでもないことかもしれませんが、「体感速度的にどうか?」というのが正直なところになりますので、「High Sierra」登場が楽しみです。
セキュリティ面でもプラバシー保護など、今回はかなり気合いの入ったSafariになるのかもしれません。
メールについては、その使用量を30%節約できるようになるとのことで、地味に嬉しいところかもしれません。笑
たまにしか使いませんが、写真アプリもアップデートされるようなので、内容次第では使用頻度が変わってくるかもです。
OS名からマイナーアップデート感が漂う「macOS High Sierra」ですが、内容的にはそれ以上という期待が持てそうです。
iPhone、iPad用の「iOS11」については、盛りだくさんすぎで長くなりそうなので今回は割愛します。。。
Siri搭載スピーカーHomePodは家での音楽シーンを変える?
今回、Apple製品の新たなラインナップとして追加されるスマートスピーカー「HomePod」
GoogleやAmazonが先行しているだけに、後追いとなるAppleがどのような製品を市場に出すのか注目されていました。
「HomePod」は、iPhoneでおなじみの音声アシスタント「Siri」を搭載し、6方向にマイクが搭載されているので、スピーカーの向きに関係なく、ニュースや天気予報といったことを語ったりアラーム設定もできるとのこと。
とはいえ、基本はスピーカーなので、重要なのは『音』になりますが、「HomePod」は、7つのツイーターとウーファーを1つ搭載。
プロセッサは、iPhone6に使われているA8だそうで、「HomePod」の置き場所の状況を検知することができるため、音響を自動調整する機能も盛り込まれているそうです。
心地良い音が奏でられることをAppleは自身をもって語っている感じです。
スピーカーではありますが、その立ち位置上、当然のことながら家電や照明といったものを操作することにも対応しています。(Appleのスマートホーム機能「HomeKit」対応)
ディスプレイの無いiPhoneとまではいいませんが、家使いのスピーカーとして革新をもたらすのか気になるところです。
それ以上に気になる価格の方ですが、ひとまず今年の12月にアメリカやイギリスなどで発売を予定のようで、349ドルからとなっています。
日本での発売は2018年となりそうですが、それなりに高額なお値段になりそうですね・・・。
※一部を除き画像はApple公式サイトより(https://www.apple.com/jp/)
といった感じでざっくりと、Appleが「WWDC 17」で行った新製品(ハード・ソフト)をご紹介してみましたが、今の自分の環境からいくと、ハードではなくOS(ソフト)に注目かなといった感じです。
今回は、macOSもiOSも楽しみな感じなので。
ティムクック体制のAppleになってから感動するような製品には中々お目にかかれませんが、それだけ各製品がこなれてきたということなのでしょう。
とはいえ、劣化(デザインなど)にだけは気をつけて頂きたいと願わずに入られません。
今後発表されるであろう「iPhone8(仮)」とか特にそう思います。
あ、忘れてましたが「iPad Pro」の9.7インチがなくなって10.5インチに変わります。
機能アップとともにサイズもアップします。
Appleストアで確認してみると、価格もサイズ分だけアップしているような感じです。
何れにしても、今使っている9.7インチモデルで十分な気がしていますので、こちらも良しとします。笑