(出典:http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/11/20pbq200.htm)
SNS東京ルールという、子供達が、ソーシャルメディアなどによって、トラブルやいじめ等の被害で、学校生活や学業において悪影響が及ばないようにと、東京都教育委員会がまとめたルールが発表されました。
あくまで、基本的なことと言ってしまえば身も蓋もありませんが、以下のような内容です。
・1日の利用時間と終了時刻をきめて使おう
・自宅でスマホを使わない日を作ろう
・送信前には、相手の気持ちを考えて読み返そう
・必ずフィルタリングを付けて利用しよう
・自分や他者の個人情報を載せないようにしよう
といった感じですが、改めて見ても、基本中の基本ですね。
だからこそ、多くの子供達がおざなりにしがちな事とも言えます。
ある意味、教育委員会らしいまとめかたになっているとも見て取れますが、シンプルなルールだからこそ、守れない子供が多いのでしょう・・・。
特に、上の3つは相当守れない子が多い気がします。
1日の利用時間や自宅でスマホを使わない日を作ろうと思うと、これは親子関係に左右される要素が強いです。
今時の若い親御さんは、自らが自宅でスマホばかり弄っているケースが少なくありません。
そこには親子のコミュニケーションは存在し辛く、子供も同様の状態になりがち。
中には、オンラインでスマホゲームを親子で楽しんでいるというケースもありますが、目の前にいて、相手の目を見て話すのではなく、スマホを見ながらのコミュニケーションです(汗)
利用時間やスマホを使わない日を決めるのは、相当困難な家庭が多いかもしれません。
例えば、ファミレスとかでも、親子連れなのに、着席後は、互いにスマホを弄り始め会話も皆無という姿を見掛けることも少なくありません・・・。
食事中も親はスマホ片手に・・・・・
学校ができる事と親ができる事は、全く同じではないため、今回のSNS東京ルールがどれほどの効果を生み出すのかと言われれば、未知数とかってレベルではないのかもしれません。
そもそも、子供にどうこうの前に、まず親の姿勢を正すところからのようには思います。
でも、それこそ学校や教育委員会が立ち入り辛いところなのでしょうけど、そこをどう進めて行くが、SNS東京ルール以降の東京都教育委員会の課題となります。
それによって、地方へのモデルケースという事にまでもって行ければ、子供達を取り巻くSNSでの問題も少なからず変化の兆しが見えるのかもしれません。
やっぱり、まずは大人達ですね。
そこからだと思います。