マイナンバー、やっぱり安全じゃないと判明!年金情報が流出か?

mynumbermondai2018_1

内閣府がゴリ押し的に開始したマイナンバー制度

もうすでにその存在をお忘れの方も少なくないかもしれません。苦笑

スタート前からその安全性について疑問の声があがる中、『マイナンバー』について政府は安全であると強調していました。

内閣府のホームページではメリットだけを掲載し、デメリットは伝えないという状態。

政府は他国を参考に制度作りを行ったことで安全性を高めたということでしたが、『マイナンバー制度』がスタートした2016年1月以降、役所などでは人為的ミスによる番号流出が相次ぎました。

結局は人間がすることなのでミスはつきものですが、番号で管理されることの怖さを知った方がいるのが事実です。

そんな『マイナンバー制度』ですが、運用開始から2年が経過した2018年。

とんでもない事態が明らかとなりました。

スポンサーリンク

日本年金機構の委託先が契約違反でマイナンバー流出?

mynumbermondai2018_2

共同通信社の報道によると、『日本年金機構』から個人データの入力業務を委託されていた東京の情報処理会社が、驚くことに中国の業者を下請けに使い、入力作業を行わせていたことが判明したとのこと。

当然ですが、この行為は完全に契約違反

今回の事態が発覚した経緯は、2018年2月の年金の所得税について約130万人分の受給者の方に対する控除が正しく行われず、本来支給される額よりも少なくなった問題からだそうです。

この東京の業者は、『日本年金機構』から委託され約500万人分ものマイナンバーなどの情報を取り扱っていたそうです。

このうちの一部のデータ入力を中国の業者へ勝手に委託。
『日本年金機構』とは何の契約もない業者が、こともあろうにマイナンバーを取り扱っていたという恐ろしい状況です。

仕事を引き受けた元請けが、仕事を部分的に下請けに回すというのはどこの業界でもあることですが、これは個人情報満載のマイナンバーです。

しかも『日本年金機構』との契約に反して一事業者が勝手に行ったという最悪の事態。

現時点で、マイナンバーなどの個人情報が流出したかどうかは明らかとなっていませんが、結局は人為的なものでマイナンバーの安全性が失われることがあらためてよくわかりました。

マイナンバー制度、どうかフェードアウトして

mynumbermondai2018_3

システムをいくら整えようが、結局使うのは人。
ルールを破ったりミスがあれば、マイナンバー制度によって、国民の個人情報は垂れ流されてしまうということです。

元々、政府はマイナンバー制度によって、国民の収入を国で管理してしっかり税金を納めさせることが大きな目的。
行政サービスの利便性向上は、あくまで表向きの理由にすぎません・・・。

そのために政府がゴリ押ししていた、銀行や郵便局などの預金口座へマイナンバーを登録する制度が2018年1月に始まりました。

現時点では、あくまで「任意」となるため、口座開設時などに金融機関側からマイナンバーの提供を求められたとしても拒否することができますし、罰則などはありません。
そもそも国民にはメリットらしきものがないので、こちらについては拒否がデフォルトでしょう。苦笑

しかし、いずれ「任意」から「強制」へと推し進めていくのは明らかですが、国が国民の預金状況を自由に閲覧できるのはいかがなものかと。

国税庁は必要な調査以外では照会しないと明言していますが、「森友問題」で民主主義への裏切りを行った役人への信頼が揺らぐ中、信用しろいうのはムリがありますね。

ということで、不安要素が大きすぎる『マイナンバー制度』。
願わくは、森友問題の流れで、ついでにフェードアウトへと向かってくれれば幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク