話題の低予算映画、『カメラを止めるな!』が、ついに鳥取県にも上陸したので「MOVIX日吉津」に観に行きました。
わずか2つの劇場で上映が始まった映画が、連日満席が続き公開劇場も次第に拡大し、全国上映にまでたどり着いた奇跡をこの目で見ておきたいという思いもありました。
「MOVIX日吉津」での公開最初の週末でしたが、意外と空席も目立ち、都会のようなブームはどうやら来ていない気配です。苦笑
そのおかげで気が散るようなこともなく、マッタリと楽しめました。
映画の内容については、「そういうことなのね(笑)」と、次第に色々なことが腑に落ちるというか、詳しくは言えませんが、たしかにおもしろい展開です。
カメラを止めるな!、ワンカット映像を乗り越えた先に・・・
『カメラを止めるな!』では、冒頭からワンカットによるゾンビ映画の撮影現場で本当にゾンビが出てパニックになるというストーリーが展開されます。(37分くらい)
※劇中では「ONE CUT OF THE DEAD」という作品として制作されています。
実はこのワンカットによる長回し映像が、ちょいちょいだるい展開や違和感を引き起こしたりします。
観ている人によっては退屈な状態にもなりかねないし、そのワンカット映像に酔う人もいるかも。
『カメラを止めるな!』では、一部グロいシーンもあるので、そういうのが苦手な方もいるでしょう。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、冒頭から始まるゾンビ映画のような展開が終わってから始まる物語が、『カメラを止めるな!』がこれだけの人気となった最大の理由です。
なので、多少だるい展開や意味不明な場面はありますが、そこを乗り越えると、それらすべてが必ずスッキリとします。笑
要は、映画を観ているこちらが気なったことに対して、なぜそうなっているのかきちんと理由があり、観客は「腑に落ちる」ことになるのです。
『カメラを止めるな!』は、制作費300万円という低予算映画ではありますが、予算がなくても有名俳優がいなくても、その内容で観客をひきつけるというもっとも大切なところで勝負している映画でした。
実際に観たことで、この作品が口コミやSNSで広がりをみせたのも納得でき、リピートするお客さんがいるもの理解できました。笑
まあ、ヒットしてしまったこともあってか、原作が某劇団の舞台と酷使していることからパクリ疑惑が大きく取り上げられたのは残念な点です・・・。
また映画館に行くかはわかりませんが、ソフト化(Blu-ray・DVD)されたらきっと買ってしまうような気がします。
以上、話題の映画『カメラを止めるな!』を、「MOVIX日吉津」で観て来た感想でした!
PS. 「カメラを止めるな ってどんな映画?」って言われて、それに普通に答えようとするとほぼネタバレになるので、とても答えにくいこともあり、今回はこんな感じになりました。苦笑
あと余談ですが、劇場で『カメラを止めるな』のパンフ(800円)を購入したのですが、裏から見ると映画の中でも登場する台本の「決定稿」になっています。
映画を鑑賞後に、こちらを見るのも面白そうです。
っていうか、完全ネタバレ仕様なので作品を鑑賞後に手に取るよう注意書きもあります。
それ以外の掲載内容も中々充実したパンフで、低予算映画にもかかわらず大作映画よりもしっかり作られていますから、もし映画が気に入ったら、鑑賞後はこちらもオススメします!