ロックバンド『クイーン』のカリスマボーカリストである、故フレディー・マーキュリーの半生を描いた映画、『ボヘミアン・ラプソディ』を観にいってきました。
以前、「MOVIX日吉津」に『カメラを止めるな!』を観にいった際に、上映前のいくつかの映画予告編の一つだった『ボヘミアン・ラプソディ』。
その予告編を観た瞬間から、「次、これ絶対観に行こう」って感じた作品でした。
特別クイーンファンとかっていうほどでもない自分が、これは観なければと思ったんです。
中々、時間が取れず11月9日の公開からそれなりの時間が過ぎましたが、『カメラを止めるな!』とはまた違うムーブメントを起こしている映画。
今回も「MOVIX日吉津」に観に行きましたが、訪れたのが日曜ということもあってか、ほぼ満席。
あの『カメラを止めるな!』でも、ここでは満席に近い状態なんてなかったような・・・。
マジてこの映画キテるのを実感です。苦笑
そして『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞後に、私の中ではこの作品が“2018年の映画No.1″と決定しました。
目次
フレディー・マーキュリーはもちろん、バンドの再現度がヤバい!
物語が進んでいくなか、本当に演じている役者がクイーンのように思えてくるくらい、完コピでした。
とくにフレディー・マーキュリーを演じた「ラミ・マレック」にいたっては、ラストの「ライブエイド」では、そこにフレディーいるかのようでした。
フレディーが憑依いるかと思うくらいにです。
ちなみに、さまざまなメディアで「ライブエイド」を再現したクライマックスシーンについて、「魂に響くラスト21分」とキャッチコピーのごとく紹介されています。
ここについては、実際に映画の中で再現しているのは21分ではなく、そのままエンドロールで流れるクイーン(本物)のライブ映像も含めてのようです。
でもそんなこと観ているほうとしてはまったく気にならないというか、時間なんぞ意識していません。
本当にそれくらい、ステージと会場が一体化した圧倒的なシーンで心の奥底まで響きました。
一つだけ残念な点があるとすれば、「We Will Rock You」が、このクライマックスにはなかったこと。
ここについては、劇中で「We Will Rock You」が生まれる過程を描いているので、構成上外されたのかもしれません。
でも実際は「ライブエイド」で演奏された楽曲はすべて撮影しているらしいので、ソフト化される際に「映像特典」としてか、完全版として収録されるのではないかと思われます。
余談ですが『ボヘミアン・ラプソディ』のパンフレット、表紙がキラキラしてていい感じです。笑
フレディ、そしてクイーンを詳細に描かない事で好結果に?
本作、『ボヘミアン・ラプソディ』では、フレディー・マーキュリーの半生を描いた映画という位置付けですが、彼が「両性愛(バイセクシャル)」であった点については、そこまで詳細には描いていません。
メアリー・オースティンとの交際〜同棲、そしてフレディが彼女に自身がバイセクシャルであることを伝え、彼女と破局することや、その後は友人としての関係が続くことは描かれています。
フレディの最後の恋人とされる男性、ジム・ハットンとの出会いも実際とは違うようです。
フレディとジムの愛についても映画で詳細に描かれることなく、若干クライマックスにつながるシーンで2人の関係性が伝わりづらい感じはしました。
フレディのソロ活動をきっかけとするバンドのメンバーとの確執と映画では描かれていましたが、実際にはそれ以前からともされていたりしてます・・・。
「バンドエイド」へ出演した際には解決したように映画では描かれていましたが、実際は・・・どうなんでしょう。苦笑
いずれにしても「ライブエイド」でのパフォーマンスが『クイーン』というバンドの結束を高めたのは間違いないものでした。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』においては、フレディと他のメンバー、そして彼らに関わった人々との関係を詳細に描き過ぎないことで作品として躍動感を産むことに成功したのかなと、勝手に思ってます。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』効果でライブ作品、サントラ爆売れしてる?
明らかに映画『ボヘミアン・ラプソディ』の効果なんでしょう。
劇中のクライマックスで再現された、クイーンの「ライブエイド」のパフォーマンスが楽しめるDVD&ブルーレイが売れていますね。
映画を鑑賞後に、余韻に浸りたい方々に『ボヘミアン・ラプソディ オリジナル・サウンドトラック』も爆売れ中みたいです。
※このサウンドトラックの1曲目には、映画の冒頭で流れる定番の「20世紀フォックスのロゴをバック流れるテーマ曲」が、ファンファーレではなく、クイーンのブライアン・メイっぽい感じのギターソロになっています。(ファンにとっては嬉しい演出ですね)
どちらもAmazon始め、多くのショップで品切れ・入荷待ち状態のようです。
※Amazonはそろそろ再入荷の見込みです。(2018年12月2日時点)
ちなみに私は、地元のTSUTAYAで1店舗だけ在庫(残り1枚でした)があり手にできました。苦笑
本作がソフト化された際にはもちろん購入しますが、先日ご紹介した『JBL Bar Studio』だとどれくらの感じになるのか今から気になります。(映画館には遥か遠くおよびませんが)
でもたしかに、クイーンが当時「ライブエイド」で魅せたパフォーマンスに対する再現度が一体どれくらいなのか?
『ボヘミアン・ラプソディ』にハマった方なら知りたくなる。(自分もその一人です)
それくらい圧巻のパフォーマンスを映画では見事に映像として作り上げてくれました。
『ボヘミアン・ラプソディ』は絶対に劇場で鑑賞してください!
絶対リピートすると断言したくなるくらい、観てよかったと思えた『ボヘミアン・ラプソディ』。
どうにもまったく興味がない方にムリにオススメはしませんが、少しでも気になったら、レンタルをまつのではなく、ぜひ映画館に足を運んでほしいです。
劇場の大きなスクリーン、そして音響だからこその臨場感を本作で体験してほしいです。
メディアや口コミでは「クライマックスで涙腺崩壊!」と語られる作品ですが、最後のライブシーンは、ファンはもちろんのこと、特別クイーンのファンとかでなくともたしかにグッときます。
実際、自分の周りのお客さんも目頭を押さえる方が複数いらっしゃいました。
よほど自宅にこだわりの設備でもないかぎり、あの迫力と感動は映画館でなければ味わえませんので、騙されたと思ってというか、騙したりしませんので、ぜひ劇場へ!
『ボヘミアン・ラプソディ』は、普段まったく音楽を聴かない、あるいはロックに嫌悪感があるとかでないかぎりは、きっと楽しめる作品だと言えますので。