近頃は「ドライブレコーダー撮影中」といった、ステッカーを貼っている車をよく見かけますよね。
それだけ「煽り運転」が社会問題化していることでもありますが、個人的には現時点で「ドラレコ」は取り付けていませんでした。
しかし手持ちの使っていないスマホと、安価なホルダーと無料アプリを使ってドラレコ的な使い方ができるのであれば、ちょっと試してみようかなと思い、2019年5月に発売された『スマホホルダー(ガラス貼付) SA26』という製品を買ってみました。
あくまで簡易ドラレコという位置付けではありますが、簡単にご紹介してみたいと思います。
<製品情報>
開発元 | 株式会社カーメイト |
製品名 | スマホルダー ガラス貼付 |
型番 | SA26 |
カラー | ブラックのみ |
製品サイズ | H97×W43×D50(mm) |
重量 | 70g |
発売日 | 2019年05月15日 |
メーカー希望小売価格 | オープン価格(実売2千円前後) |
目次
スマホホルダー(ガラス貼付) SA26について
スマホの機種変更を行なった際に、旧モデルを手元に残される方も多いかと思いますが、それを活用してドラレコにしてしまうというわかりやすい製品である『スマホホルダー(ガラス貼付) SA26』。
先ほどもお伝えしたように、スマホ用のホルダー(角度調整可能)にスマホを挟み込む、専用のアプリを使用するだけで、超簡単にドラレコになります。
使用可能なスマホサイズは、幅59〜79mm、厚さ13mm以下で、耐荷重は220g以下となっています。
箱の中には、もう本当シンプルにホルダーのみ。苦笑
あとは何も入ってませんでした。
ホルダーには、リアガラスへ貼りつけるための両面テープがあります。
私の場合は長年「iPhone」を使用しているので、今回は撮影用として「iPhone 7」を。
そしてリモート操作を現在使用中の「iPhone 8」で行います。
ちなみに「iPhoneシリーズ」の対応機種・OSについては、「iPhone XS Max」から「iPhone 5」、OSのバージョンは、「iOS 12.1.2」から「iOS 10.3.3」までとなっています。
※2019年6月24時点
Android端末については割愛します・・・。
ということでここからは「iPhone」を使う前提でお話を進めていきます。
ちなみに両面テープはかなり強力な粘着力のようで、ホルダーに手を添えずに「iPhone」を付けたり外したりしてもまったくビクともしませんでした。
専用アプリ『DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)』について
同メーカーが公開しているスマホアプリ『DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)』を使うことで、2台のスマホをBluetooth接続してリモートで録画操作が可能となります。
専用アプリはどちらの「iPhone」にもインストールが必要です。
『DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)』
事前にBluetoothをオンにしていなくても、アプリを起動すれば画面上にBluetooth接続を促す表示がでますので、それからオンにしたほうがちょっとだけバッテリーの節約になります。(位置情報の使用についても同様です)
DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)の使い方
続いて、専用アプリ『DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)』の使い方についてですが、録画についてはとても大きな表示がされますので、タップするだけ。
録画停止も同様です。
撮影した動画には、「MAP」「走行スピード」「日付」といった情報が含まれます。
録画した映像はあくまでアプリ上に記録されていますので、残しておきたい場合やシェアする場合は、動画をエクスポートする必要があります。
エクスポートはどうやら一括ではできないようで、1つずつ操作しなければなりません。
「動画リスト」という項目から、エクスポートしたい動画を選択して実行します。
先ほどの「MAP」などの情報は、動画をエクスポートする際に<非表示>にすることも可能です。
そしてなぜか動画を削除する際に限り、複数選択が可能となっています。苦笑
「画角チェック」という項目がありますが、とくにここで撮影範囲を調整できるとかではなく、あくまで「これくらいの範囲が撮影できますよ」というのを確認したり、ホルダーへの取り付け時の位置調整用となります。
「設定」については、2台のスマホを「リモコン用」「撮影カメラ用」の切り替えやヘルプ機能などがある感じです。
スマホルダーSA26&専用アプリDriveMate RemoteCamのデメリット
ここからは、実際に使ってみて感じたメリットやデメリットついてご紹介していきます。
まずはデメリットからにします。苦笑
撮影時間がスマホのバッテリー次第
一般的なドラレコと違い、あくまでホルダーにスマホをセットして使用する簡易ドラレコなので、スマホのバッテリー次第で録画できる時間が決まります。
Bluetoothも常時オンなので、満充電でも1時間半から2時間が限界と見たほうがよいので、遠出する際は、途中で充電するか予備のスマホが必要なんていう面倒なことになります。
あくまで、近場での普段使いまでにとどめておいたほうがいいと実感。苦笑
動画のエクスポートに時間がかかる
撮影した動画をアプリからiPhoneの写真アプリへエクスポートするのに結構な時間がかかります。
6分弱の動画で、およそ4分といった感じです。
それよりも長めの約24分の動画では、12分ちょっとかかりました。
ただ通常は何も交通トラブル的なことがなければ、撮影した動画は消すことになりますので、エクスポートの必要性次第で、この時間がストレスと感じるかどうかは若干変わってくるように思います。
衝撃感知による自動録画機能なし
ドラレコの機能として車体が衝撃を受けた際に「自動録画」というものがありますが、そのような機能はありません。
スマホで録画を開始したら、停止するまで撮影を常時行うという仕様上、このような機能はありませんが、録画に失敗する確率は低いと思います。(スマホのバッテリーが運悪く切れないかぎり)
真夏に車内に置いたままはNG
ドラレコ用に使う余っているスマホとはいっても、真夏に高温となる車内に置きっ放しは危険です。
熱くなったスマホが破裂したりするような事例は多数ありますので、メインではないとしても、安全上の問題で気温に注意しておく必要はあります。
スマホルダーSA26&専用アプリDriveMate RemoteCamのメリット
続いてメリットです。
取り付けがすごく簡単
ホルダーを両面テープで取りつけるだけなので、配線の手間や電気系の知識もいりませんし、工賃も発生しません。
アプリは無料なのでホルダー代金のみです。笑
アプリの操作も簡単
取り付けも簡単ですが、専用アプリ『DriveMate RemoteCam』もいたってシンプルなので、操作で悩むことはおそらくないでしょう。
録画開始・停止のボタンはやたらと大きいので、押し間違えはないですし、スマホが1台しかなくてリモート操作が不可能な場合でも、「手動録画」のボタンがあるので、メインスマホがあれば、使えなくはないです。
撮影した動画が高画質
スマホの機種にもよりますが、専用アプリが使用できる対象機種の多くは高画質なカメラが搭載されているので当たり前といえばそれまでです。
しかし鮮明な映像を記録できるのは大きなメリットではあります。
撮影範囲ももちろん問題ないです。
動画の編集やシェアが簡単
スマホを使用する大きなポイントとして、撮影した動画の編集や、YouTubeなどの動画共有サイトやSNSでシェアするのが簡単な点です。
iPhoneであれば、「iMovie」がデフォルトで入っていますし、アップロードもスムーズに実行できるなど、多機能なスマホならではの便利さがあります。
後半の画質やシェアについては、ホルダーやアプリに左右されないので、メリットという表現が的確か微妙ですが。苦笑
スマホで簡易ドラレコまとめ
今回、実際に撮影した動画までは紹介していませんが、ここまでにご紹介したように、とても簡単にリアのドラレコを用意できるアイテムなのはお伝えできたかと思います。笑
余ったスマホさえあればとても低コストで煽り運転対策が可能になりますので、普段使いにはよい感じ。
「多機能だったり高価格なドラレコまではちょっと」
ということであれば、まずはお試しドラレコとして、『スマホルダー(ガラス貼付)SA26』と、無料で使える専用アプリ、『DriveMate RemoteCam(ドライブメイト リモートカム)』という選択もありだと思います。
あくまで、リア専用ですが・・・。
スマホが自宅で眠っているケースはそれなりに多いと思いますので、こういう使い方も悪くないですね。
以上、「カーメイト」から登場した、スマホをドラレコにする「スマホルダーSA26」と専用アプリのお話でした!