「訴訟大国」と言われ、なにかにつけて裁判を起こす事が好きな国民性のアメリカ。
今年に入ってからも、スタバに対して訴訟をおこした女性について、日本でも大きな話題となりました。
その訴訟理由が「アイスコーヒーに入れられる氷が多すぎ」というものでした。
しかも、このスタバを訴えた女性は、過去10年にさかのぼって、同様の不満をもつ顧客を代表して訴えたとも言っていたそうですが、もし裁判で勝訴したら、「それらの人に賠償金を分配するのか?」と揶揄する声もあがりました。
このような、いいがかりレベルでお金を稼ごうとする人が後を絶たないのがアメリカの裁判事情かと・・・。
そんな中、またもとんでもない「いいがかり訴訟」が起こされたみたいです。
「iPhoneは自分のアイデア」としてAppleを訴えた男性
今回、フロリダ州に住む男性が起こした訴訟は、「iPhoneは自分のアイデアをAppleが盗んだもの」として、Appleに日本円で約1兆326億という莫大な賠償額でした。
しかも、それと併せて、1.5%のロイヤリティも求めているとのこと。
ちなみに、ロイヤリティの額については、Appleの昨年度の収益ベースでみると、年間で約3600億を超えるロイヤリティになるそうです(苦笑)
今回、とんでもない訴えを起こしたのは、トーマス・ロスという男性で、訴えによると、1992年にスクリーンを搭載した携帯ガジェットの特許申請を行なったということです。
トーマス氏は、メディアとコミュニケーションツールを組み合わせた端末のアイデアを思いつき、最初に特許申請をしたのは自分だと主張しているそうです。
そのアイデアが、Appleによって盗用されたことで、iPhoneやiPadが誕生したという見解らしいです。。。
トーマス氏は、裁判所に証拠として特許申請時の手書き図面も提出しています。
といいながらも、実は特許申請はしたけど、手続きにかかる費用を支払わなかったということで認可はされず、3年後に申請が無効になったとのこと。
確かに世の中ではアイデアの盗用はよくある話で、某国においてはパクリが文化となっているケースもあります(汗)
とはいえ、今回の突然の訴えは、iPhoneシリーズが7の発売を今秋に控える中、どうみてもいいがかりレベルにしか思えないのですがどうなのでしょう(苦笑)
訴訟大国にも程があるって感じてしまいますね・・・。