以前購入した重低音がいい感じで響くSONYのイヤホン『MDR-XB55AP』ですが、右のイヤホンが聞こえなくなってしまったので、買い換えることにしました。苦笑
最初は前回同様に『MDR-XB55AP』にするつもりでしたが、「JVC」の重低音イヤホン『HA-FX33X』が目に留まったので、今回は使い比べしてみようと思い、こちらを買いました。
『HA-FX33X』は、2014年頃に登場したイヤホンですが、2019年現在(8月25日時点)も販売されているJVCのロングセラーイヤホンです。
<製品情報>
製品名 | ステレオミニヘッドホン HA-FX33X |
質量 | 約6.2g(コード含まず) |
価格 | オープン(Amazon実売3,300円前後) |
発売日 | 2014年10月 |
カラー | ブラックなど5色 |
付属品1 |
イヤーピース3サイズ(S.M.L) 専用キャリングケース コードキーパー |
<主な特徴>
・カーボン振動板&メタルボディ採用
高精細でキレのある重低音を実現し、不要な振動を低減する。
・重低音の再現性を高める「エクストリームディープ バスポート」採用
独自の音響構造により、パワフルかつクリアでキレがある重低音再生を実現。
・「エルゴノミックアングルドフォルム」で安定した装着感!
音筒部に最適な角度をつけた「エルゴノミックアングルドフォルム」で快適に装着できる。
HA-FX33Xを開封!
ということで、まずは『HA-FX33X』を開封です。
今回、カラーは「レッド&ブラック」を選択。
イヤホンはコードが専用ケースに収納された状態でセットされています。
ケースを開くと、説明書とイヤーチップ(S.L)が入っていました。(Mサイズは出荷時装着済み)
『HA-FX33X』の内容物をならべるとこんな感じです。
イヤーピースはシリコン製。
ひとまず、コードの長さ調整する「コードキーパー」を取り付けました。
サイドにある溝にコードをはさんでから、中央に巻きつけてお好みの長さにしたら、反対側の溝にもコードをはさんで固定します。
HA-FX33Xで満足いく重低音は得られる?実機レビュー
では実際に『HA-FX33X』の音を確かめてみます。
SONYの『MDR-XB55AP』との比較対象という前提でレビューを進めます。
まずイヤーチップですが、外部の音をできるだけ遮断して没頭感を高めたいので、一番大きなLサイズに交換。
装着感は『MDR-XB55AP』よりもグッドに感じます。
私はベースの音をしっかり聞きたいので、外部の音ができるだけ入ってこない状態がよいでの、これなら特に問題ないです。
肝心の音の方ですが、複数の楽曲を聴いてみましたが、ベースの音はしっかり響き、全体的にもキレイに鳴っている印象をもちました。
ドンシャリな感じではなく、マイルドというか、丸みがあるというか。
ベースとあわせてリズムの元となるドラムもいい感じです。
ただ、SONYの『MDR-XB55AP』の方が重低音感は高い。汗
比べると、『HA-FX33X』は若干低音が物足りない感じがあります。
「重低音」という謳い文句からいくと、負けているかと・・・。
こっちを先に買っていれば十分満足のいく重低音だったのかもしれませんが、そこはちょっと気になりました。
かといって大きな差ではないので、そこは好みもあるかもしれません。
そもそも『MDR-XB55AP』の方が音圧がある感じなので、余計にそう感じてしまってる可能性もあります。苦笑
いずれにしても、バランスよく高音も中低音も聴けるので、3,000円前後のイヤホンとしては素晴らしい製品となっています。
さすが「JVC」、さすがロングセラーといったところでしょうか。
『HA-FX33X』は人気イヤホンだけど評価は見事に真っ二つな理由
個人的には、好印象なロングセラーイヤホン『HA-FX33X』ですが、他の購入者さんのレビューを見ると、その評価は見事なまでに二分しているのです。汗
万人に好まれるものなど、そうそうこの世にはありませんが、それにしても極端なレビューがAmazonでは展開されています。
良いレビューでは、低音や音のバランスを高く評価しているユーザーが多いのですが、実は悪い方のレビューでは音質よりも初期不良に関する意見が目立つのです。
ちょっと気になったのは、バッタものが届いたユーザーがいる気配も・・・。
どうやらAmazonのマケプレ出品者の中に、JVCでない偽物を販売しているケースがあるのかもしれませんね。
いずれにしても、音について思ったよりも「重低音」を実感できなかったことによる、物足りないマイナス評価も中にはあるものの、製品そのものへの不具合に対するマイナス評価の方が目立つように思えました。
しかし良い評価については、やはりその音質、低音の心地よさが高く評価されています。
このようなことから、全体的な音のバランスは良いと思いますが、あくまで「重低音」を第一に求めるならば、同価格帯では、SONYの『MDR-XB55AP』の方がオススメです。
まとめ
今回、重低音目当てで使用していたSONYの『MDR-XB55AP』が故障したことから、ライバル商品と言える『JVC XXシリーズ HA-FX33X』を買ってみました。
重低音については、SONYの『MDR-XB55AP』に軍配が上がりましたが、全体的な音のバランス(それぞれの楽器の音の聞こえ方)としては、JVCの『HA-FX33X』の方が良い印象をもちました。
イヤホンの装着感や没頭感もグッドで、長時間聴いていても耳が疲れることなく問題なしでした。
価格的には、リモコンなしの『MDR-XB55AP』と比べると、500円〜600円程度、JVCの『HA-FX33X』の方が割高となりますが、低音もある程度もとめつつ、高音や中音域を心地よく聴きいた場合は、その差額を出す価値はあるイヤホンだと思います。
しかしくどいようですが、あくまで重低音を最重要視するのであれば、SONYの『MDR-XB55AP』をオススメします。笑
もし視聴可能なお店があれば、一度聴き比べていただくと、両者の明らかな違いがわかるので、ぜひ試してみてください。
ちなみに両方購入しても、6,000円でお釣りがくる感じなので、太っ腹な方は、まとめてご購入して比べるのも悪くないかもです。
以上、JVCのロングセラーイヤホン(重低音モデル)、『HA-FX33X』のお話でした!