2019年8月2日に、THE YELLOW MONKEYが再結成後初となった東京ドームでのライブ(2017年12月10日開催)を完全収録した、『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』が発売されました。
バンド活動休止前に行われた「メカラ ウロコ・8」以来、17年ぶりの東京ドームでのライブということで、発売を心待ちにしていました。
そもそもこの日のライブについては、「通信カラオケDAM」にて、2019年5月から“まま音”での配信されていました。
その映像は「カメラもがっつり回って、しっかり編集されてるからソフト化するんじゃない?」っ思わせるには十分なものでした。笑
ということで、ざっくりとですが、『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』のブルーレイ版についてレビューしてみたいと思います。
目次
『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』レビュー!
今回はブルーレイ版の『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』を購入したのですが、理由として画質はもちろんですが、収録時間157分ともなるとDVDだと2枚組になってしまい、途中でディスクの入れ替えが発生するからです。
そして購入先として「Amazon」を選びましたが、その理由は【Amazon.co.jp限定】があるから。
他のショップではついてない特典として、「チケットホルダー」がついているので、若干割高となりますが、こちらを選びました。
ちなみに「チケットホルダー」はこのような感じで、ディスク用のパッケージと同じく卵から目玉が見えるデザインにライブでのメンバー画像になっています。
多分、使わないでそのまま保管になると思います。笑
あと、ブックレットと一緒にQRコードが記載された小さなシートが1枚ありましたが、ここにアクセするとイエモン30周年のロゴとカウントダウンタイマーが!
実はこれ「THE YELLOW MONKEY 30th ANNIVERSARY 公式ページ」のURLで、おさるさんが動き回ってますので、ぜひご覧ください。
そして肝心のライブ映像の方ですが、卵が割れてメンバーが登場するオープニングナンバー「WELCOME TO MY DOGHOUSE」なのが最高です。
インディーズ時代の曲であり、活動休止前の東京ドーム公演でラストナンバーでもあったこの曲を1曲目にもってきたことは、一ファンとしては感慨深いものもありました。
実は、オープニングはメインステージではなく、花道にある観客に取り囲まれるサブステージのような場所で演奏されました。
2曲目の「パール」までこの場所で演奏されましたが、メンバーの距離がとても近くドームなのにライブハウスなのかなんなのか?
ちょっと不思議な感じでしたが、これはこれで大会場なのに、映像的には大きな臨場感を生み出していました。
ライティングやスクリーン映像などの演出も華やかで、「THE YELLOW MONKEY」の復活を祝うようなライブにも思えました。
再結成後に制作された楽曲も含め、新旧織り交ぜられたベスト盤的なセットリストからは、あらためてイエモンらしさたっぷりの音楽を堪能できる喜びがありました。笑
リハーサルなどのメイキング映像もそれなりに収められているので、ファン必見のライブ作品かと。
でも『SUPER BIG EGG 2017』には若干の不満も
素晴らしいライブなのは間違いないと思ったのですが、その反面、気になることもいくつかありました。
それらについても思ったことをご紹介します。
曲の間にメイキングが入る
まさかまさかですが、ライブの途中でリハーサルやオフショットなどのメイキングが差し込まれます。汗
サブステージによるオープニング2曲直後に、まずリハ映像が急に入ります・・・。
「WELCOME TO MY DOGHOUSE」からの流れで、こちらの気分が一気に高揚しているタイミングで、突然のクルーダウン。苦笑
このパターンは、2000年に発売された「SPRING TOUR」のDVDにもあったやつです。
「SPRING TOUR」は、そもそもライブ・ドキュメンタリーと銘打たれていましたので、そういうものだと思ってみることができましたが、『SUPER BIG EGG 2017』はライブ作品という位置付けにしか思えなかったので、ちょっと残念な気持ちになりました。
願わくばライブ本編とは別に、「映像特典」として収録してほしかったです。
メインメニューがない
おそらくイエモンの映像作品では初めてのような気がしますが、メインメニューがありません。汗
ライブ場面を背景に、単一の楽曲かAllplayしか選択できません。
そこは、曲間にオフショットを差し込んでいることとも関係しているのでしょうけど、あらためて本編とオフショットは分けてほしかったと感じました・・・。
実は完全収録ではない?
ライブの中で、終盤に「Horizon」のアニメーション映像が流れる場面があるのですが、ここでは曲中の多くの時間はオフショットです。苦笑
「Horizon」をBGMにリハやライブシーンを編集したMVみたいなものになっています。
その合間にちょっとだけ、会場のスクリーンに「Horizon」のアニメーションMVが入ってくる感じです。
完全収録というのならば、ここは会場の映像をそのままきちんと入れてほしかった・・・。
不満点もあるけど、おじさんたちのロックは最高です
レビュー後半では、気になる点を色々と挙げてしまったのですが、それでも平均年齢50歳超えのおじさんロックバンドが奏でるロックは最高でした。笑
洋楽に歌謡曲の匂いも併せ持つ唯一無二のサウンドは、やっぱり「THE YELLOW MONKEY」ならではのものであり、ライブ映えするバンドだとあらためて実感。
なので、30周年カウントダウンも気になるイエモンですが、本作『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』ブルーレイも、しっかり堪能することにします。
以上、イエモン再結成後初の東京ドーム公演『SUPER BIG EGG 2017』ブルーレイ版のお話でした!
PS. お祭り的にはドーム公演もいいのでしょうけど、よりライブ感の高いホールツアーをやっぱり期待したいです。
2020年は、ぜひ実現することを願っています。