清水富美加の暴露本『全部いっちゃうね』を一応読んでみたからちょっとだけ言っちゃうね

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好感度高い系タンレト兼女優の清水富美加さんが、突然の芸能界引退からの幸福の科学信者であることの告白の衝撃から、ちょっと世間の目も落ち着いてきた感じなので、あえてそのタイミングで彼女が出した暴露本「全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。」を読んでみました。

実は、緊急発売が清水富美加自身の口から告知された際に『オムニ7』で予約はしていたので、2月23日には届いていたのですが、騒動の報道が過熱しているのがちょっと落ち着いた頃になんとなく読もうかなと思ったんです。

その理由は、清水富美加さん、所属事務所、そのどちらにも肩入れするつもりはないから。

ただそれだけの理由です(苦笑)

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清水富美加の芸能界引退から出家、そして暴露本

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昨年は年明け早々にベッキーの「ゲス不倫」騒動があり、彼女の休業をうけ、清水富美加さんが「にじいろジーン」に登場した際は、ベッキーファンの方には申し訳ないけど、「このまま清水富美加で番組を続けてほしい」そう思うくらい、彼女のキャラクターには高い好感をもちました。

そんな彼女が、幸福の科学の信者であることは、特に何も意見はありません。

信仰の自由は尊重します。

ただ、所属事務所への不信感からの今回の感情爆発は、ただただ驚きでした。

所属していたのが、何かと曰く付きの大手芸能プロのグループでもありましたので、何かしら内部ではあってもおかしくはないのかもしれませんが、そうだとしても今回の暴露本「全部、言っちゃうね。」の内容は、事務所批判のみならず、彼女自身の感情的なものが如実に表れていたこともあり賛否を巻き起こしたのでしょう。

個人的に率直に思ったのは、「どんだけストレス溜めてたの?」ということです。

芸能界に限ったことではありませんが、会社の方針や仕事への不満など、どこの世界でも多かれ少なかれあるものですが、そのストレスのはけ口が信仰する「幸福の科学」であり、そこからの助言が彼女の意識を我慢から別の方向へと導いたのは確かなようです。

すでに週刊誌やネットニュースでも出ていることですが、手当などなしの月給5万円時代から昨年の2016年の月給25万円からの年収1000万(ボーナスが大きい?)へと収入が激アツな方向へと向かったことを清水富美加さんは本の中で語っています。

しかし、そこに至るまでの苦悩がそれを上回ったということなのでしょう・・・。

でも、あれだけの笑顔で水着になっていた彼女が、水着NGでイヤイヤこなしていたとうのは芸能界では珍しい話ではないのでしょうけど、清水富美加という女性にとっては相当な嫌悪感に包まれたイヤな仕事であっても受け入れるしかない状況であることは文面から伝わりました。

所属事務所的には、彼女の葛藤を「やる気」と受け取っていたのかもしれません(汗)

数多くのタレントがデビューしては消えることが珍しくないこの業界では、事務所サイドの感覚がちょっと麻痺している部分はあってもおかしくないですからね。

清水富美加さんは、所属事務所も幸福の科学もどちらも宗教という表現を本の中ではされていますが、一種のマインドコントロールのようなものがそこにはあるように感じます。

本の中では仕事がらみでの「霊体験」など語られていますが、人間追い詰められると普段見えないものが見えてしまうということなのかもしれませんが、幸福の科学での宗教の信仰とともに、彼女の心が特別信仰心のない一般人にはわからない方向に向かっていったということなのでしょう。

そんな中、彼女は幸福の科学の関係者Aさん(本の中での表記)に出家して神様のために生きていきたいという感情日に日に高まり相談。

そして、人気タレント清水富美加はそのすべてを捨てることになるのですが、所属事務所側としては、「寝耳に水」の幸福の科学の信者である事の告白、出家のため芸能界を引退したいという展開は、あまりにも突然すぎたのは容易に想像できます。

契約の問題などもあり、幸福の科学側の弁護士も交えた話し合いは大変なものであることもよくわかります。

それでも清水富美加さんは、千眼美子(せんげんよしこ)」としての道を選択。

実際のところ、違約金やらなんやら話し合いは続いているのでしょうけど、宗教が絡むと問題はさらに複雑化するのかなと、ちょっと思ったりしました。

本では、後半は彼女お生い立ちの話がメインとなり、両親が幸福の科学の信者出会ったことから、彼女が6歳で正式に信者になったことや高校時代の不登校などが語られていますが、最終的には「神様を信じる」というところへ向かっていきます・・・。

清水富美加さんの衝撃的な暴露本「全部、言っちゃうね。」は、ページ数も150ページ弱で一度読み出したらあっという間に読み終えられるボリュームではあります。

ただ、そうだとしても発売のタイミング的には「緊急発売!」と言われても、ある程度事前の準備が進んでいたとは思ってしまいます。

印刷やら原稿のチェックやら、幸福の科学による自社出版であっても、本の作りからみても最低限の準備期間は必要かと・・・汗

清水富美加さんの騒動からなんとなく感じたこと

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今回の騒動で改めて感じたのは、やっぱり芸能界って堅気の世界ではないというか水商売的なもので、闇が深い業界なんだなということ(汗)

事務所との軋轢はもちろん、清水富美加さん本人のタレントとしてのイメージが必ずしも彼女自身の本当の姿を映し出していたわけでもなかったこと。

むしろ、芸能人とはそういうものなのでしょう。

幸福の科学の信者であることも衝撃ではありましたが、彼女のメディアを通じて伝わっていたイメージが作られたものであることは、特別ファンとかでなくても少なからずショッキングではありました。

そもそもこういった暴露本って、通常は騒動後それなりの期間を経て登場したりするものですが、リアルタイムでぶっちゃけた格好なのがりセンセーショナルになってしまった感はありました。

これも、幸福の科学という巨大組織の後ろ盾があってからこそとも言えます。

今回、芸能事務所の闇をこれまでにないくらいさらけ出したという意味では、今後の芸能界の正常化につながる可能性という期待もしたいところですが、おそらくほとんど何も変わらないでしょう(苦笑)

これからも「ごり押し」による作られたスターは次々と登場するのでしょうし、稼げるときにできるだけ稼ぐというスタンスが変わるとは思えませんので・・・。

いずれにしても、自分には縁のない世界ではありますが(汗)

今回は、幸福の科学という宗教団体が関係していたこともあり、このような衝撃的な展開へと繋がった側面もあると思います。

でなければ、あの能年玲奈さんのような展開になっていたのかもしれません。

そういった意味でも、芸能界がいかに特殊な世界であるかということを改めて世間に知らしめたという意味では、清水富美加(千眼美子)さんの行動は、ほんの少しだけ意味があったのかもしれません。

でも、関係各所に迷惑をかけた事実だけは消えることはありませんので、そこは幸福の科学、そして所属事務所も含め、できる限り「後を濁さない」ようにと願うばかりです・・・。

そして、私がただの一般人で良かったとなんとなく思ったりもしました(苦笑)

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