現在、Amazonのスマートスピーカー『Amazon Echo Dot』をリクエスト後、招待メールが一向にこなくてやきもき中です。
『Amazon Echo』は抽選販売との声もありますが、「招待」という言葉を使っているので、おそらくAmazonへどれだけお金を落として貢献しているかという所で順番に招待メールを送っているように思います。
そう考えると、自分はVIPという訳ではないのでしょうからじっと待つしかありませんといった心境です。
そんな中、『Amazon Echo』に先立ってすでに発売中のライバル製品について、Amazonは独占禁止法の疑いがあると報道されています。
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ライバル商品「Clova WAVE」を販売禁止指定したAmazon
独禁法違反の対象とされるのが、LINEのスマートスピーカー『Clova WAVE』です。
(引用元:https://clova.line.me)
LINEの『Clova WAVE』は、Amazonの『Amazon Echo』とは違い、家電量販店でも購入可能な商品です。
通常は、そういった商品はAmazonでも購入できそうなものですが、LINEのスマートスピーカー『Clova WAVE』は、『Amazon Echo』が発売となる前から取り扱いがない状態だったようです。
その理由について、Amazonは「Clova WAVEは販売禁止商品に指定された」とLINEサイドからの問い合わせに回答したとのこと・・・。
販売禁止商品とは穏やかではない話ですが、スマートスピーカーという商品で強豪するLINEの『Clova WAVE』をありとあらゆる商品が購入できるAmazonにて取り扱わないというのは、独占禁止法違反の可能性を疑われても致し方ない気がしないでもありません。
このあたりはAmazonがそれだけ自社のスマートスピーカーにおいて、日本でのシェアもアメリカなど海外と同様にがっつり抑えたい意思の表れなのでしょう。
ちなみに、Amazonで販売されていないという点では、同じく強豪する『Google Home』も書籍などの関連商品は販売されているものの、本体そのものは取り扱いがありません。
ただ、こちらについてはgoogle自体がそのつもりがないのか、家電量販店系や自社の「googleストア」での取り扱いが基本となっています。
Amazonの対応に以外と冷静なユーザーの反応
今回、AmazonがライバルとなるLINEの『Clova WAVE』を販売禁止にして独禁法に触れる疑いがある件について、Amazonを利用するユーザーからは以外と冷静な声が多いようです。
別にAmazonでなくても自社サイトで販売すれば良い話といったごもっともな意見もあります。
確かに、LINEの国内ユーザー数は、現在7,000万人に達しています。(2017年9月時点)
「インスタ映え」という言葉が流行するなど女性を中心にユーザー数が増加している「Instagram」が1,600万人とされていることからみても、LINEのユーザー数はずば抜けています。
実際、『Clova WAVE』は、家電量販店以外に、楽天市場や自社の「LINEショッピング」や「LINE FRIENDS STORE ONLINE」でも取り扱っています。
登録したものの実際にはLINEをあまり使っていない人がいるとしても、そのユーザー数が7,000万人もいれば自社での直販でもそれ相応に販売は可能なかなと思ったりもします。
このようなことから、案外、マスコミがざわつくほど消費者は今回のAmazonのどことなく大人気ない行為に反応が薄いのかもしれません。
ただ、LINE側からすればAmazonという超巨大ショッピングモールでの取り扱いはメリットであるのでしょう。
でもそれ以上に、売れる売れないに関わらず商品がいかがわしい訳でもないのに「販売禁止商品」という措置そのものが問題であるという事なのかなと思います。
個人的にそういう認識です。
日本でのシェアをがっつり抑えたい『Amazon Echo』だけど品不足は続く?
ところで『Amazon Echo』はいつになれば購入できるのか?
LINEのスマートスピーカー『Clova WAVE』を販売禁止にしてまでも販売数を伸ばしたいはずなのに、実際には11月15日の発売日以降、手にできていないユーザーの方が圧倒的に多い印象です。
そのため、ネット上ではすでに招待メールが届いた方々を「勝ち組」と表現していたりもします。苦笑
「招待制」という言い回しも、品不足というのが大きな理由のように思えてなりません。
リクエストした際にも「今後数週間のうちに・・・」と大雑把なのもその表れかと。
実際、先行して発売されているアメリカではクリスマス商戦ということもあり売れ行きは好調で品切れ続出なんて記事も目にしました。
ちなみに、アメリカでのAmazon Echoシリーズのシェアは70パーセントに達しているそうで、ライバルであるGoogle Homeシリーズは20%ちょっとと大苦戦しています。
そのような状況だけに、日本においても『Amazon Echo』がスマートスピーカーのシェアにおいては相当数抑えることは容易に想像できます。
なんといっても、プライム会員向けに価格や付随するサービスで圧倒的な強みを今後も仕掛けてくるであろうAmazonだけに、google始めライバル企業にとっては厄介ない存在かと。
とはいえ、アメリカ同様にクリスマス商戦となる日本市場において、年内にどれくらいの招待メールをユーザーへと届けられるのか?
『Amazon Echo』がスタートダッシュできるのかじっくり、そしてヤキモキしながら招待メールを待ってみることにします・・・。