アメリカで、Phone4を利用しているユーザーから、最新のOS、「iOS9」をインストールしたせいで端末の動作が遅くなったとして、Appleに対し、500万ドル(日本円で約6億)以上の賠償を求めるとして、集団訴訟が起こったそうです・・・。
いつの時代も商品を巡るトラブルは企業にとって避けられない事ですが、Appleの場合、その巨大な組織規模や世界的な存在感からも企業間、対個人相手でのこういったトラブルはどうしても避けられないところでしょう。
特にアメリカはそうですね・・・。
今回、原告団の主張は、iPhone4sにiOS9をインストールすることで動作が遅くなったり、アプリがクラッシュしたという症状などが発生した事によって、多大なる損害を受けたというものです。
原告団としては、AppleがiOS9を公開するにあたって、テスト段階でiPhone4sでは動作に支障が出たり問題が生じる可能性を知りながら、iOS9にすれば動作が早くなりバッテリーの持ちも良くなると宣伝した上に、iOS9にアップデートを行うと、それ以前のiOSには戻せなくなるという事の警告を怠ったとしてAppleの責任を問う格好のようですね。
ちなみに、今回訴えを起こしたアメリカの原告団の人数は、100名以上にもなるそうです。
確かに、iOS9を入れたiPhone4sの動作が重くなるなることは、日本でも聞かれた話ですし、自分が使用しているiPhone5sでも少なからず影響が出ています。
でも、そこで以前のiOSに戻せればまだ救われるのですが、戻せないとなると、ユーザーの怒りも分からないではありません。
Appleの落ち度と言われても致し方ない気もします・・・。
最新OSと言えば、Macのエルキャピタンもアカン事が・・・・・
Appleと言えば、Macの最新OS X「エルキャピタン」もいささか厄介な問題がありました。
これは自分の経験ですが、以前、MacBook Pro Retinaモデルを新たに購入した事をブログで書きましたが、その際に比較用として御紹介した、以前のMacBook Pro(2011年モデル)
こちらは、元々、OS Xは「マウンテンライオン」だったのですが、興味本位でエルキャピタンにアップグレードしていました。
ただ、新しいMacBook Proがそもそもエルキャピタンで、個人的に、マウンテンライオンあたりのOS Xでないと困る事が少なからず発生した事もあって、元に戻そうと思い初期化を行う事にしたのです。
一旦、Time Machineのバックアップから以前の状態に戻したのですが、どうせならマウンテンライオンの状態で初期化までしておこうかと思い、再度OS Xのインストールを試みたところ、なぜか「エルキャピタン」が出てきます。
マウンテンライオンに一度Time Machineから戻した上での初期化。
でも、出てくるのはエルキャピタン。
なぜ?
なんだか意味がわかりませんが(苦笑)
致し方ないので、インターネット経由でマウンテンライオンに戻す事にしたものの、「-2002F」なるエラーが出てOS Xマウンテンライオンのダウンロードが出来ないではありませんか。。。
このエラーは、結構よくある事のようで、モデル・ルーターの設定絡みとかなんとかあり、仕方ないので、知人の家にいき、再度チャレンジ。
しかし、ここでも「-2002F」となりアウト。
一先ず、Appleのサポートに相談すると、最終的に導きだされた回答は、「ルーターの設定を代えてみるか、スタバとかに行ってやってみる」というものでした。
この回答に、ちょっと頭が痛くなりました・・・苦笑
中には、iPhoneでのテザリングで無事ダウンロード出来たという話もあり、その手も考えましたが、マウンテンライオンのダウンロード容量は5GB近いので、それを行った時点で4Gでの速度制限確定です(汗)
悩んだ挙句にUSBメモリーでの復元を実行するも決定的な問題が明らかに!
HDDからの復元は、なぜかエルキャピタン。
ネット経由はエラーでダメ。
最終的たどり着いたのは、USBメモリー経由での復元でした。
もうこれしか方法ないので、早速実行したのですが・・・・・
ここで決定的な問題が明らかとなったのです。
マウンテンライオンの復元ディスクをUSBメモリーに作成しようとするも、できません。
ディスクユーティリティに、復元ディスクを作成するための項目が見当たらないのです。
いよいよ追いつめられて、改めてAppleのサポートに状況を説明したところ・・・・・
エルキャピタンでは、USBメモリーでの復元ディスク作成に対応していないとの回答が!
新しいOS Xで、まだ情報がきちんと発信できていないような事も言われましたが、アメリカの集団訴訟じゃないけど、「訴えるよ?」と問いかけたくなりました・・・汗
そういう事は、エルキャピタンを公開する際に注意事項として明らかにしておくべきではないかと感じました。
iPhone4sユーザーの気持ちがちょっと分かった瞬間です。
ということで、エルキャピタンにアップグレードしてしまうと、USBメモリーで以前のOS Xに戻す事は出来ません。
くれぐれもご注意下さい・・・。
余談ですが、新しいMacBook Pro、本体の問題かと最初は思っていましたが、どうやらエルキャピタンでは、Wi-Fi接続のエラーが頻繁に見受けられます。
これもまたルーターとの兼ね合いなのかどうかはまだ判断できませんが、エルキャピタンがちょっと怖くなりました・・・。
なんでも新しければいいということではないということなのでしょうか。
なんともモヤモヤな年末となりました(苦笑)
何はともあれ、良いお年を!