マイナンバー制度は誰のためにあるのか考えるとイライラするかも

kokuminnibangoudesuka

いよいよ国民にマイナンバーの通知が始まりましたね。

すでに受け取った人、まだこれから届く人、正直、国から発行されるものでこれほど国民が「いらない」と思っているものは中々ないでしょう(苦笑)

配布開始前には、ネット上で受け取りを拒否しようといった運動も発生しましたが、受け取りを拒否しても、すでにすべての国民に番号が割り当てられ、一つの商品になってしまっていることには変わりありません・・・。

これだけ、国民の反発や不安を受けながらも強引に押し進める政府は、マイナンバーの安全性をこれでもかと強調していますが、裏を返せば不安は正直あるけど、官僚にとってどうしても導入したい制度だから情報操作はやっちゃうよということだとも言える様な気がします。

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国民はそれほど求めていない各種手続きの簡略化を強調する政府の本音は?


政府曰く、マイナンバーの導入によって国民は各種手続きにおいて、従来であれば、所得証明だの健康保険証のコピーだの準備する必要のある書類が色々面倒だったことを、マイナンバーで管理することで、手続きが凄く楽になるよということです。

しかも、便利になるだけでなく、役所などでは手続きの簡略化で年間に約1000億円程度の節約が見込めるというのです。

そして、昨今問題となっている生活保護・死亡者の年金を家族が不正受給するといった問題も解決できるといっています。

でも、役所にしてみれば、節約と言われてもマイナンバー対策の為のシステム導入で、とんでもない金額が必要となる現実があるのも事実。

予算の限られた地方自治体などにとってみれば、頭の痛い話。

一部では、マイナンバー特需で景気回復効果なんて話もありますが、それは一部のシステム会社の話で。

先日、大きな話題となったマイナンバー関連の入札で便宜をはかった見返りに金銭を強要したとして、厚生労働省のおばかさんが摘発されましたが、こんなのは「氷山の一角」と言えるのでしょう・・・。


オリンピックでもなんでも、大きなイベントでは、官僚とお金という問題は切っても切れないものです。

そんなことは歴史が証明しています。

マイナンバーも結局は国民のためではなく、官僚のため。

今後、マイナンバーが、預金やクレジットカード、ポイントカードといったことと連携されていくことで、そういったサービスを管理するための組織が次々登場し、官僚の天下り先になるのは容易に想像できます。

だからこそマイナンバー絡みの犯罪は厳しくする?

国民の生活のためではなく、基本的に政府のための「マイナンバー制度

アメリカや韓国では、マイナンバー絡みの犯罪がとんでもない数でており、隣国の韓国に至っては、マイナンバーの流出は1億人以上とも言われています。

政府は、だからこそ後発の日本のセキュリティは間違いないと言い切るのです。

でも、実際は抜け穴だらけなような気がしてなりません・・・。

そもそも、マイナンバーを主導している官僚達が、どれだけ見切り発車の現状を把握しているかも怪しいもので、おそらく周りにおまかせ状態でしょう。

2016年の運用開始以降、問題が発生した際に速やかに対処できるのか?

お役所仕事に終始するのか?

怪しくてしかたありません(苦笑)

何せ、年金機構の個人情報流出時の流出対象者への対応も、まるで悪びれる様子が無く、淡々と普通に書類が送られている感じで、そこには申し訳ありませんというお詫びの姿勢は、見られなかったという話を耳にしたりもしました。

そんな中でのゴリ押しマイナンバー制度

さすがに政府としても、問題が続発したら自らの身の危険を感じることになるでしょうから、マイナンバーに関する不正行為に対しては厳しい罰則を打ち出しています。

薬物使用より厳しい?マイナンバーでの懲役には執行猶予なし

他人のマイナンバーを不正に取得した場合、4年以下の懲役、200万円以下の罰金という、かなりの重罰が科せられることになります。

しかも、この懲役については、執行猶予がないのだそうです。

要は、一発でアウトです(汗)

その他の犯罪のように「初犯ですか?じゃ今回は大目に見てあげます」はないのです。

だから政府としては、そこまでのリスクをしょってまで他人のナンバーを不正に入手して利用しますか?ってことのようです。

官僚のためのマイナンバー制度を軌道にのせるためなら、そこまでするということです。

薬物の利用よりも、遥かにマイナンバーの不正取得の方が罪としては重たいそうです。

薬物は人としてマジでダメな事ですが、こちらは1回か2回は執行猶予がつく場合がほとんどです。

でも、マイナンバーに執行猶予はつきません。

だったら、薬物犯罪も一発でアウトだろと思わずにはいられませんが、官僚達にとっては、そっちはどうでもいいのです(汗)

こうったところこからも、政府のマイナンバー制度にかける間違った熱い思いが感じ取れますね。

2016年、この恐ろしい制度はどのような展開をみせるのか?

無事、ナンバー通知が届いたら、しっかり封印しておきたいと思います・・・・・

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